カリビアンスタッドポーカー
カリビアンスタッドポーカーとは?
トランプゲームの「カリビアンスタッドポーカー」は、「パシフィック」「バミューダ」「トロピカル」とも呼ばれ、数あるポーカーの中でもルールがシンプルなポーカーゲームです。
このカリビアンスタッドポーカー、シンプル過ぎるのでギャンブル性も高いゲームです。その点にはくれぐれも注意してプレイしましょう。
カリビアンスタッドポーカーが初心者向きの理由
ドローポーカーと違ってカード交換がなく、ディーラーもプレイヤーも最初に配られた5枚のカードで勝負します。ブラフ(ハッタリ)といった駆け引きがありません。つまり、ほぼカード運で勝負が決まります。なので、ポーカーで遊ぶのが初めての人でもすぐに楽しめるトランプゲームだから、カリビアンスタッドポーカーは初心者に向いています。
カリビアンスタッドポーカーのカードの強弱
カリビアンスタッドポーカーで使用するカードは、ジョーカーを除いた52枚のトランプカードです。そして、「2」が一番弱く、「A」が一番強いカードになります。
つまり、「2<3<4<5<6<7<8<9<10<J<Q<K<A」となります。
カリビアンスタッドポーカーのテーブルのレイアウト
各オンラインカジノサイト・各テーブルによってレイアウトは少し異なりますが、基本的なレイアウトはこんな感じになっています。一人用テーブルになっていますが、本場カジノのテーブルとの違いはありません。
①アンティ(ANTE):チップ(参加料)を支払う場所で、カードが配られる前にここにベットします。
②コール(CALL):勝負するときにベットするエリアです。金額はアンティの2倍になります。
③ジャックポット:一回のベット金額に対して、数百倍の配当が期待できるのがジャックポットで、簡単に言えば「大当たりの賞金」エリアで、ディーラーとの勝負に関係なく賞金を得ることができます。アンティとコールはセットになっている賭けですが、ジャックポットは別個の賭けになっていて任意でベットしますが、ジャックポットだけにベットすることはできません。
カリビアンスタッドポーカーの役と配当
配当は各オンラインカジノサイトによって違うので参考です。
ハイカード(ノーペア)
ペアの役が揃わない状態(5枚ともバラバラ)です。
ワンペア
同じ数字のカードが2枚揃う役で、配当はコールしたベット金額の1倍です。ジャックポット獲得はありません。
ツーペア
ワンペアが2つ揃う役で、配当はコールしたベット金額の2倍です。ジャックポット獲得はありません。
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド)
同じ数字のカードが3枚揃う役で、配当はコールしたベット金額の3倍です。ジャックポットはベット金額の5倍を獲得できます。
ストレート
柄は関係なく「連続した数字」が5枚揃う役(ただしK-A-2では連続とみなしません)で、配当はコールしたベット金額の4倍です。ジャックポットはベット金額の10倍を獲得できます。
フラッシュ
数字は関係なく「同じ柄」が5枚揃う役で、配当はコールしたベット金額の5倍です。ジャックポットはベット金額の25倍を獲得できます。
フルハウス
「ツーペア」と「スリーカード」が揃う役で、配当はコールしたベット金額の7倍です。ジャックポットはベット金額の100倍を獲得できます。
フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド)
同じ数字のカードが4枚揃う役で、配当はコールしたベット金額の20倍です。ジャックポットはベット金額の250倍を獲得できます。
ストレートフラッシュ
「同じ柄」かつ「連続した数字が5枚」揃う役で、配当はコールしたベット金額の50倍です。ジャックポットはベット金額の2,500倍を獲得できます。
ロイヤルフラッシュ(ロイヤルストレートフラッシュ)
「同じ柄」かつ「10、J、Q、K、A」が揃う役で、配当はコールしたベット金額の200倍です。ジャックポットはベット金額の100%を獲得できます。
カリビアンスタッドポーカーの流れ
1.参加料としてアンティにチップを置きます。ベットする金額自体はプレイヤーの自由ですが、ゲーム続行する場合はアンティの2倍のチップをコールとしてベットしなければならないので、軍資金はしっかり管理してアンティするようにしましょう。
2.プレイヤーがアンティを置けば、ディーラーがカードを5枚ずつ配ります。プレイヤーには5枚とも表向きで、ディーラーは1枚のみ表向きで残り4枚は裏向きで配ります。なお、ライブカジノの場合だと、この段階ではディーラーに配るカードは1枚のみで、プレイヤーがコールした後に残り4枚を配ることになります。
3.配り終わると、プレイヤーは自分のカードと、1枚のみ表向きのディーラーのカードを確認して、勝負するかゲームを降りるかを選択します。
4.勝負するならアンティの2倍の金額のチップをコールに置きます。
5.ゲームを降りるなら、アンティに最初置いたチップは無条件に全額回収となります。単にゲームを降りればアンティを没収されるだけですから、ペアがあれば必ず勝負(コール)しましょう。
6.プレイヤーが勝負するかゲームを降りるかを選択した後、ディーラーが自分のカードをすべてオープン(表向きに)して勝負が決まります。
カリビアンスタッドポーカーの基本的なルール
5枚のカードで勝負する
プレイヤーもディーラーも最初に配られた5枚のカードのみで勝負します。追加したり交換したりすることがないので、サクサクとしたゲーム展開です。勝負はカードの役が高い(配当が高い)方が勝ちとなります。
無条件でプレイヤーが勝てる場合アリ
ディーラーが「ハイカード(ノーペア)」で、かつ「AとKの両方を持っていない」場合、強制的にゲームを降りることになります。この場合、ゲーム不成立(ノットクォリファイ/Not Qualify)となり、無条件でプレイヤーの勝利となります。
ちなみに「Qualify(クォリファイ)」とは、レース前に行われる予選という意味であり、決勝レースへの出走権を獲得することをいいます(つまり「予選通過」ということ)。なので、ノットクォリファイは予選敗退という意味になります。
この場合の配当はアンティの2倍です(例.アンティに$1ベットしていたら、$2の配当となります)。しかし、コールに対してはそのまま戻ってきます(配当ナシです)。つまり、ディーラーが勝負を降りると、プレイヤーにスゴイ役が揃っていてもアンティ分しか配当が獲得できないわけです。
当然ですが、ディーラーが自分のカードをすべてオープンにする前に、プレイヤーがゲームを降りていれば、アンティは没収です。
ジャックポットへのベットも考えておく
カリビアンスタッドポーカーには「大当たりの賞金」エリアであるジャックポットが用意されています。ゲームが始まる前に一定額($2程度)をベットしておけば、一定以上の役が来た場合、勝負に関係なく賞金を得ることができます。
このジャックポットにベットしておくことで、プレイヤーにスゴイ役が揃ったのにディーラーがゲームから強制的に降りた場合でも、アンティの2倍しか配当がないという事態を避けることができます。
アンティの金額の考え方
これはカリビアンスタッドポーカーのルールというより、注意しておくことです。
というのも、カリビアンスタッドポーカーには、コールに対する配当に上限額が設けられている場合があります。例えば、配当上限額が$5,000だった場合、コールに$5,000ベットしてツーペアが揃ったら、本来だと配当はコールしたベット金額の2倍なので$10,000獲得できるはずなのに、$5,000しか獲得できません。
そのため、最高の役であるロイヤルフラッシュ(ロイヤルストレートフラッシュ)の配当がコールしたベット金額の200倍なので、上限額(この場合$5,000)を200で割り、その1/2を上限にした金額をアンティとすべきです(1/2とするのは、コールはアンティの2倍をベットするルールだから)。この場合だと、$5,000÷200×1/2=$12.5ドルがアンティの上限になります。
コールに対する配当の上限額はそれぞれのオンラインカジノのテーブルで違うので、テーブルについてプレイする前にチェックしましょう。
カリビアンスタッドポーカーの攻略法
結論からいえば、
- ワンペア以上なら勝負する
- ペアがなくても、「A」「K」「Q」があれば勝負する
- ペアがなく、「A」「K」「Q」もなければゲームを降りる
です。このように判断する理由は、カリビアンスタッドポーカーが「カード運」、つまり「確率論」で勝負が決まる要素が大きいからです。
カリビアンスタッドポーカーの役が出る確率
カリビアンスタッドポーカーのそれぞれの役が出る確率を数学っぽく考えてみます。
ポーカーは4種類の柄マーク×13枚=52枚のカードの中から5枚を取り出します。この場合の組み合わせの総数は「52C5=2,598,960通り」となります(52C5とは、52から5取り出す組み合わせの総数を表します)。
そして、それぞれの役が出る確率は次のとおりとなります。
役 | 組み合わせ | 確率 | |
ハイカード(ノーペア) | 1,302,540通り(1,302,540/2,598,960) | 1/2 | 50.11773% |
ワンペア | 1,098,240通り(1,098,240/2,598,960) | 1/2.4 | 42.25690% |
ツーペア | 123,552通り(123,552/2,598,960) | 1/21 | 4.75390% |
スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド) | 54,912通り(54,912/2,598,960) | 1/47 | 2.11285% |
ストレート | 10,200通り(10,200/2,598,960) | 1/255 | 0.39246% |
フラッシュ | 5,108通り(5,108/2,598,960) | 1/509 | 0.19654% |
フルハウス | 3,744通り(3,744/2,598,960) | 1/694 | 0.14406% |
フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド) | 624通り(624/2,598,960) | 1/4,165 | 0.02401% |
ストレートフラッシュ | 36通り(36/2,598,960) | 1/72,193 | 0.00139% |
ロイヤルフラッシュ(ロイヤルストレートフラッシュ) | 4通り(4/2,598,960) | 1/649,740 | 0.00015% |
ちなみに、年末ジャンボ宝くじの1億円以上の高額当選の確率は、全体で4億4千万枚のうち、1等の7億円が22本、1等の前後賞の1.5億円が44本なので、(22+44)÷4億4千万=1/6,666、667=0.000015%となります。つまり、ロイヤルフラッシュ(ロイヤルストレートフラッシュ)が出る確率は、年末ジャンボ宝くじ高額当選の10倍ということになります(ますます宝くじを買う気が失せますw)。
さて、上表をみると、ハイカード(ノーペア)か、ワンペアのどちらかが出る確率が高いです。そして、この確率はディーラーも同じなので、自分のカードがワンペアであるなら勝てる確率があるということになります。
また、半分の確率でハイカード(ノーペア)が出る上に、ディーラーは「AとKの両方を持っていない」も持っていなければ強制的にゲームから降りるのがカリビアンスタッドポーカーのルールです。つまり、自分のカードにペアがなくても、カリビアンスタッドポーカーのカードの中でツートップ(強いカード)の「A」「K」があれば、確率的には有利なので勝負(コール)してみていいかと思います。
なお、ディーラーもプレイヤーもハイカード(ノーペア)同士で、それぞれが「A」「K」を持っていた場合、手札の中で一番強いカードでの勝負となり、ハイカードが同じ数字なら次に強い数字同士で勝負します。つまり、「A」「K」のほかに「Q」があれば勝負に勝てる確率は高まります。
カリビアンスタッドポーカーが遊べるおすすめのオンラインカジノ
おすすめの順は次のとおりです。
「カジノフライデー」を1番におすすめする理由は、ビデオゲームになりますが無料のフリー体験プレイもできるし、カジノゲームの雰囲気が味わえるライブカジノでも遊べるからです。
2番目の「ギャンボラ」、3番目の「カスモ」もライブカジノでカリビアンスタッドポーカーが遊べます。個人的には「オンラインカジノ = ライブカジノ」でのプレイが楽しいです。
ライブカジノでのカリビアンスタッドポーカーの雰囲気がつかめる動画です。
4番目以降はビデオゲームでのみカリビアンスタッドポーカーを楽しむことができます。また、4番目の「ハチスロ」と5番目の「カジノミー」は、無料のフリー体験プレイができます。
でも、個人的にはやっぱり無料のフリー体験プレイもできて、ライブカジノでも遊べる「カジノフライデー」を1番におすすめします。